BeReal(ビーリアル)はZ世代になぜ人気？どこの国のアプリ？危険性は？

近年、とあるアプリが10代～20代の若いZ世代を中心に絶大な人気を博しています。
そのアプリ名は、「BeReal(ビーリアル)」というものです。

すでにXやInstagram、TikTokなど様々なSNSが幅広い世代に普及していますが、今Z世代の間で爆発的なブームを見せているSNSアプリというのがこの「BeReal」なのです。

今回はBeRealがなぜZ世代の間で人気があるのか、どこの国のアプリか、危険性はあるのかなどを解説していきます。
また、この記事をお読みになられてBeRealに興味を持たれた方のためにBeRealを安心して使う方法についても記載いたします。

BeReal(ビーリアル)とは？どこの国のアプリ？

BeRealとは、フランス発祥のSNSのアプリであり2020年に誕生しました。
2022年からはヨーロッパ諸国やアメリカにもその人気が拡大し、若者を中心に普及率が高まっています。

BeRealの主な特徴として、1日のうちのある時間帯に「2分以内」にBeRealを送るよう通知が届きます。
自分が持っているスマートフォンの外カメと内カメで同時に写真を撮影し、自身のセルフィーと背景を同時に撮れるといった内容です。

いまいちイメージが付きにくいという方は、以下の画像をご覧ください。

上記の画像のように外側と内側で写真を同時に撮影するというのは斬新なアイデアですね。

しかし、これだけではBeRealが若者に絶大な人気を博しているという理由としてはまだまだ足りない気がします。
BeRealの人気の秘訣は他にもあるでしょう。

BeReal(ビーリアル)がZ世代を中心に人気がある理由3選

・最近の若者は「写真映え」を気にしない
・他人からの評価を気にしなくていい
・普通なら“撮らない”写真をシェアできる

1.最近の若者は「写真映え」を気にしない

少し前までは「インスタ映え」といった言葉がトレンド入りし、若者の間でとても流行りました。
しかし、最近は一昔前ほど若者の間で「写真映え」が流行らなくなり、BeRealのように「自分らしさを」を売りにするアプリが最近の若者にとってウケが良くなりつつあります。
BeRealの機能で、ありのままの自分の姿を他の人に共有することができます。

これまでは少しでも「自分を可愛く見せたい」というユーザーの思いから画像加工が普及しておりましたが、今の若者にとって美醜関係なくいかに自分らしさを出せるのかに趣きを置いているのでしょう。

2.他人からの評価を気にしなくていい

BeRealには、他のSNSでよくある“いいね”がありません。
どのアプリでも必ずといっていいくらい”いいね”機能があり、この”いいね”をもらえた分だけ評価が異なることがあります。
人によっては、いいねやフォロワー数が多いほど「価値があるユーザー」と考える人がいるほどです。

BeRealでは、いいね機能の代わりに「Realmoji」という機能でリアクションを付けられます。
これは自分のセルフィ―写真でリアクションをすることができるため、他のSNSで見られる”いいね”よりも、シェアした人に自分の気持ちが伝わりやすいのです。

3.普通なら“撮らない”写真をシェアできる

チェウォンとbereal撮れた🫶🏻 pic.twitter.com/86abb17ILH

— 노이채💖 (@noichae81) December 10, 2023

こちらはとあるSNSで投稿された内容です。
韓国出身のアイドル・キム・チェウォン氏の握手会イベントに訪れたユーザーがBeRealを使用して、チェウォン氏と自分の姿を撮影しています。

このように、従来のSNSでは実現できなかったことをBeRealでは実現させられたのです。
この斬新な機能が若者たちの間で人気を博したのでしょう。

BeReal(ビーリアル)の危険性は？

BeRealは、人気のある一方で危険性もあると一部囁かれています。
BeRealの危険性は主に以下の内容です。

・内カメと外カメの同時撮影
・撮影場所(住所)がバレてしまう
・一度投稿した画像はBeReal側が30年間利用できてしまう

1.内カメと外カメ同時撮影する

上述した内カメと外カメの同時撮影はリスクを伴うことがあります。

それは、内カメで自分の姿を撮影したら、外カメはその反対の撮影している場所から見た景色を写真に反映しています。
そのため、自分が今どこにいるのかが他のユーザーにわかってしまいます。

自分の居場所が知られるのも危険ではありますが、それ以上に自分の所属している学校や会社、自宅がバレてしまうなど個人情報が特定されてしまう可能性があるのです。

2.撮影場所(住所)がバレてしまう

自分の居場所がバレてしまう他に、撮影した場所を公開するという点です。
投稿の際に撮影場所の住所が表示され、その表示を押すと地図画面に切り替わり、撮影場所がわかってしまいます。

「1.内カメと外カメ同時撮影する」と同様に、自分の学校、会社や自宅など個人情報が公開されるので、個人を特定されてしまう可能性があります。

3.一度投稿した画像はBeReal側が30年間利用できてしまう

一度投稿した画像をBeReal側は30年間どんな形でも再利用できる権利があります。

そのため、転載、商用利用などに使われる可能性もあり得ます。

本来なら友達とシェアするために投稿したはずの画像が第三者の手に渡り、別のことに使用されてしまう可能性もあるということを肝に銘じておきましょう。

BeReal(ビーリアル)を安心して使う方法

上記ではBeRealの危険性についてご紹介しましたが、今度はその危険性のあるBeRealを安心して使う方法をご紹介いたします。
BeRealを安心して使う方法は主に以下の内容です。

・写真撮影する場所には配慮する
・位置情報の共有をオフに設定しておく
・画像の消去は1日に1枚のみにする

1.写真撮影する場所には配慮する

写真撮影する際は、極力個人を特定されないような場所を選びましょう。

公共施設、デパート、駅など比較的人の出入りが多い場所がおすすめです。
逆に自宅や自分が通っている学校や会社などはやめましょう。

また、「30年間画像が利用される」ということを念頭に置いて人に見られても恥ずかしくないと思える格好をして撮影しましょう。

2.位置情報の共有をオフに設定しておく

BeRealは、初期設定で位置情報の共有がオンになっています。
そのため、写真の投稿をする前に必ず位置情報の共有をオフに変更しましょう。

また、写真撮影の度に「位置情報を共有しますか？」と聞かれるので、必ず「いいえ」の方を選択してください。

位置情報の共有は非常に危険なので、気をつけましょう。

3.画像の消去は1日に1枚のみにする

BeRealでは、なんと1日に1枚しか画像を消去することができないのです。
画像を何枚か消したい場合は、何日間もかけて消去しなければなりません。

あんまり調子に乗って画像を投稿することはおすすめしません。
本当に投稿したい画像だけ投稿するのが無難です。

投稿する前に本当にこの画像で問題ないか今一度確認し、なるべく良いと思った画像だけ投稿しましょう！

BeReal(ビーリアル)についてのまとめ

BeRealとはこのようなアプリです。

・フランス発祥のSNS用のアプリ
・若者からの人気の秘訣は、ありのままの自分の姿を映せるところが現代の若者とマッチしている
・便利な機能の分、身バレをしてしまう危険性がある
・撮影場所に配慮すれば安心して使用できる

今、若者に人気あるアプリの調査をして一昔前に人気を博していたアプリとはまた違った楽しみ方があります。
これも時代の流れなのかもしれませんね。