修験道1300年もの長い歴史の中で大峰千日回峰行の2人目の満行者となった塩沼亮潤こと大阿闍梨。
塩沼さんが千日回峰行の満行者となったときは多くのメディアに取り上げられ、大きな注目を浴びていました。
しかし、一部では「千日回峰行はやらせ」との噂が広がっています。
なぜ「千日回峰行はやらせ」との噂が広がっているのか?
塩沼亮潤は「脳が欠損している」との噂があるけど、それは本当か?
今回は、上記の二点について調査していきます。
千日回峰行とは?
致知出版さんの企画で千日回峰行を満行された塩沼大阿闍梨さんと対談が実現。千日間48キロを山を走り、最後は9日間飲まない食べない横にならないの荒行に成功された素晴らしい方です。達観し、感謝に満ちた素晴らしいお話でした。僕も毎日修行です。 pic.twitter.com/33AOiXyt
— 栗城 史多 (@kurikiyama) February 5, 2013
塩沼さんの修行といえば「千日回峰行」が上げられます。
塩沼さんが挑戦された場所は「金峯山修験本宗金峯山寺」であり、以下のように修行を行われました。
・往復48kmの山道を歩きながら道中にある神社に般若心経を唱えるという一日を、1000日間も繰り返す
・1000日間というのは連続ではなく、年間4ヶ月の修行を9年かけて1000日間の修行としてカウントした
塩沼さんは相当厳しい修行を行われていたのですね。
千日回峰行はやらせ?
インターネット上で「千日回峰行」と検索すると、関連キーワードに「千日回峰行 やらせ」という文字が出てきます。
なぜ「千日回峰行 やらせ」というキーワードが出てきたのでしょう?
SNSで意見をまとめてみました。
千日回峰行は一度始めたら止めることができないと聞いたぞ〜 なんだっけ、切腹用の小刀や首吊り用の紐持たされてるんじゃなかった?それに仮に空却くんの荒行が千日回峰行だったとして、いやいくらフィクションでも無茶設定すぎる〜 そんな事できちゃうんだったら比叡山の宝かと😰
— 尼📿 (@namu_amabutsu) October 14, 2019
千日回峰行の動画を見てたけど、すごい鍛錬と精神力だと思う。尊敬できる。
— しばりん公爵@魔法科考察ch (@shiva_rin) January 25, 2021
だが、9日間水飲まないのはやり過ぎ
流石にそんなの言ったら嘘バレるって🤥
どうやら千日回峰行のその過酷すぎる修行内容に「さすがに嘘では?」という疑問の声が上がっているようです。
人は水を一滴も飲まない状態が続くと約4〜5日ほどで命を落とすといわれています。
医学的にそういわれていることなら、たしかに千日回峰行の修行内容は本当に正しいのか少々疑問に感じてしまいますね。
しかし、ごく少量の水をこっそりと飲んでいたとすれば「9日間ほぼ水を飲まず」に修行したといえるのかもしれませんね。
塩沼亮潤は脳が欠損している?
人間ドックを受けた塩沼亮潤大阿闍梨、脳の一部が欠損し、白血球も健常人の3分の1以下、がんなどを疑う2,000ぐらいしかない。
— satocriff (@satocriff) October 23, 2020
「これが自分に与えられた体。その中で勝負できるところを勝負していきたい」https://t.co/55giNrJGoV
塩沼さんは「脳が欠損している」といわれています。
以前、塩沼さんが人間ドックを受けた際に医師から、
・欠損部は左側頭葉であり、半分以上が欠損している
・通常であれば認知症の症状が出ている状態となっている
・白血球が2,000程度ととても少なくガンを疑うほどである
との診断を受けたそうです。
この診断結果を受けて塩沼さんは次のように語られています。
これが自分が与えられた体であると受け止める。その中で、勝負できることは勝負する。プラス思考でやる。ネガティブに考えると全てダメになる。
塩沼さんは自身の脳の一部が欠損していると診断されても、体が許す限り修行を続けていくと決められました。
また、他のインタビューでは「現時点で体調不良となることはなく、足りない部分(脳の欠損)は体の他の部分で補っていく」とコメントされました。
このような厳しい状態になってもなお前向きに修行を続けられるところが、過酷な修行「千日回峰行」を潜り抜けてきた僧侶といえますね。
まとめ
塩沼亮潤さんについて調査し、以下のことが判明しました。
・人間ドックを受けた際に医師から「左側頭葉の半分以上が欠損している」との診断を受けた
・千日回峰行は「9日間も水を飲まない」といった無茶な内容からやらせなのでは?という噂が広まった
塩沼さんは過酷な状況においても厳しい修行を続けられていますが、今後も塩沼さんには僧侶として頑張っていただきたいですね。
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